クリスマスの色

Green:Eternal life
Red: Love, Blood of Jesus Christ
White: Holiness
Gold: Eastern Star

クリスマスとはベツレヘム(今のイスラエル)の馬小屋で聖母マリアから生まれたイエスの誕生日というのは皆さんご存知ですね。

緑、赤、白、そしてゴールドという色がつかわれます。ドイツ地方で発祥したクリスマスツリーにはたいていモミなどの常緑樹が使用されます。これは冬の時期でも葉が絶えず永遠を表す物とされています。あのトゲトゲの葉、ヒイラギも常緑樹です。この葉の棘はキリストの受難を表し、赤の実はキリストの流した血をあらわすともされています。そして白は純潔さ、潔白さを表し、金は3人の賢者に神が東の空の彗星をもってキリストの場所を伝えたという事を意味しているようです。

紀元前のヨーロッパにおいてのこの時期は冬至、すなわち日中の日が一番短くなりこの日を境にだんだん春の訪れを感じられる季節にあたりました。そんなことからも緑、赤は春の到来を告げる色とも言われているようです。

このほかに紫色も実はクリスマスに関係する色なのです。この色はアドヴェント待降節のキャンドルに用いられる色となります。モミの木でできたクランツ(リース)に4本のろうそくをたて、クリスマス4週間前の日曜日から、日曜日が来るたびにろうそくに火を灯してゆきます。色々と説はあるのですが、4本のキャンドルのうち一本だけをクリスマスカラーの1つにしたり(緑、赤、白、金のいずれか)、又はローズ系の色を用いたりする時もあります。この一本の意味は羊飼いたちに神の仕えがキリストの降誕を告げた時の喜びを表すともされています。



Happy Holidays!
December, 2002
updation 2005