S H O P で の お 仕 事

 

Shopでのお仕事のお話

「最初は下働きからだから、きっと商品は作ることができないな。」と思っていたのですが、大きな間違い。Barbara先生が「ウチの学校を卒業すれば、イギリス国内のインターフローラ店どこでも働けるわ」と豪語していただけあって初日から商品を作ることに・・・

2件お店があるのですが、ローテーション(店長固定)でスタッフは働いています。私は比較的Westonの方にあるお店が多かったです。

  

一日の流れをご紹介します。

8時半 お店に到着。まずはお店の外に置く切花や鉢物を運びます。入荷のある日には水揚げの作業。その合間をぬって午前中配達の商品を作りはじめます。
11時 朝の作業が終わってやっと落ち着くのがだいたいこの時間。注文の多い日にはのんびりもしてられません。忙しい日にはランチの時間もずれ込みます。来店のお客様の多い日にはランチが2時を過ぎることもしばしば・・・基本的に椅子にすわってお昼を食べるということはありませんでした。
1時 当日の予約分が終わったら、翌日の注文表を見ながら花の確保をしたり、作れるものは作製を始めます。翌日にお葬式のお花が多いときには午後も忙しい時間が続きます。配達の場所が近くの時には歩いて商品を持ち配達に行くこともありました。
5時 朝、外に運び出した商品をお店の中にしまって終了です。翌日の注文表の確認も忘れません。(お店は5時半まで営業です)

Keep Clean

空いている時間や、気になった時には必ずお掃除を忘れませんでした。特にインターフローラの元会長のGeoff先生、インターフローラの現ヘッド・クオーターを務めるBarbara先生はお店の清掃には特に注意を払っています。良いお店は常に店内がきれいである事が第一条件だからです。

接客

言葉が不自由なため、日本だったら簡単にできることができない。サービス業経験者の私にとってはジレンマの毎日。お客様が来ても言葉に自信がないので「May I help you?」の一言が言えないのです。お客様がいらっしゃると自然に他のスタッフの方が対応してくださる状況になっていたのですが、Westonの店長Carolineは、「ダメだったら助けてあげるからとりあえずお話を聞いてきなさい」と私が接客することに対して好意的に協力してくれました。おかげで最後の頃にはおぼつかない口調ながら(?)オーダーが取れるようになりました。レジ打ちは完璧だったんですけど・・・・

Wedding

働き始めてすぐのころ、実際に田舎の小さなホテルの装飾に行きました。Worleの店長Hazelのお供です。式前日、ホテル内でテーブルセッティングが始まるなか、二人でパティストリーの作製や暖炉の周りにお花の装飾をしていきます。途中新婦とご両親がお見えになって、作品をだいぶ誉めていただきました。私が日本人だったのも田舎町ではかなり珍しく思われたようでした。

Weddingの場合、直接お店に本人とお母様がおいでになってお花をオーダーされるケースが多かったです。雑誌の切り抜きを持参されたり、店長からアドヴァイスを受けたり、決まるまでに何回も来店される方もいました。それだけ「Wedding Flower」を重視されているという印象を受けました。本人のブーケはもちろん、ブライド・メイドが持つ小さめなブーケ、ブートニア、親族用にボタン・ホール(胸に挿すコサージュです)お母様やおばあさまが持つフォーマル用のバックにもブーケと同じ色合いでコサージュのような装飾をすることを一緒にオーダーする方も多くいらっしゃいます。帰国の前に1件、weddingブーケのオーダーが入っていて店長が作ったのですが、納品されるやいなや新婦から電話が・・・「想像以上に素敵なブーケだった。ありがとう」との事。嬉しくなるお話です。

Weddingシーズンになると金曜・土曜は「ボタン・ホール作ってくれる?」の飛び込みのお客さまが多くなります。大体男性の方は白のカーネーションが主流の様子。女性の方はお洋服の色に合わせて選んだり、ご夫婦の場合同じ色で統一されるケースが多いようです。もちろん事前に注文されてる方の分は前日に仕上げておくのですが、多い時にはWorleの作業カウンターがボタン・ホールとコサージュで埋め尽くされる光景が・・・・レジスター・オフィスで行われるお式はあまり派手な装いで参加はしないそうです。ちょっとしたスーツの胸元にボタン・ホールを付けていくケースが多いようです。

オーダー

オーダーの商品も自分でどんどんシートを見ながら作っていくことになります。メッセージカードの記入をするときには「日本人の私が書いてるって知ったらなんて思うのかなあ?」と少々疑問は感じましたが、最後の頃にはAndrew(Barbara先生の息子。当時バイトしていた)が書くより、字がきれいと勝手な納得をしている始末。一番驚いたというか、外国らしいなあと思ったのは男性の方が奥様やGFにプレゼントされるお花を買いにくるケースが一番多いということです。バラの高価なブーケから、赤いバラ一本まで。特に週末の土曜日赤のバラが売り切れになることもたびたびでした。日頃も基本的に男性のお客様が多い気がしました。

もうひとつ驚いた事は、お客様がとても礼儀正しい方が多かったという点です。オーダーした商品が良い出来だったりすると後でお店にいらっしゃって「とても素敵だったわ。ありがとう」とお礼を言われている所を何回も目撃しました。実は私も言われた事があります。接客業の醍醐味とも言える瞬間です。

ある日オーダー用紙のHand-Tieを作っていると、ちょうどお店にいらしたお客様が「あっ、これがいい」とそのまま購入されていきました。もちろん違う方のオーダーだったので(夕方配達希望なので時間はゆっくりあった)また同じ花材でつくりはじめました。するとまた違うお客様が来て「これがいい」と言って購入。結局この日同じ花束を4回作ることに・・・もちろんこれを見ていたBarbara先生は大喜びでした。

スタッフと

仕事が空く時間はスタッフの人とお話をしていました。これがもっとも苦労した点なのですが、コミュニケーションを取る為には不可欠です。最後には私の英語力が上がるよりも、スタッフの私の英語に対する理解力が上がりなんとか意思の疎通が・・・  会話のネタを考えたり、話したい内容の単語を辞書で調べたりと事前準備したり、「もっと勉強しておけば良かった」と後の祭り状態に思う毎日でした。スタッフの皆さんには言葉を教えてもらったり、イギリスの生活について教えてもらったりとても勉強になりました。とても気さくな方達なのでレッスンの合間でも話し掛けてみてください。滞在中に一番お世話になったのは、なにを隠そうスタッフの皆さんです。

    

 

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